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介護予防の大切さとは

少子高齢化社会において、介護が必要な高齢者は増えていますが、介護サービスを提供する人材は不足しています。介護予防の目的にはさまざまなものがあり、たとえば高齢者がロコモの状態になることを避ける目的もあります。他にも、ロコモから要介護状態に進むことを可能な限り遅らせるため、またすでに要介護状態になっていても悪化を防ぐことが挙げられます。

要介護状態の高齢者を増やさないことによって、介護現場のひっ迫を避け、質の高い介護サービスの継続的な提供が可能になります。この他にも、介護予防のメリットはたくさんあります。介護予防を行うことで、高齢者が健康に暮らすためのサポートを行うことができます。
要介護状態になり、介護施設や病院で余生を過ごす高齢者は少なくありません。一方で、介護予防により健康な状態に留まることができれば、住み慣れた自宅で高齢者が自立した生活を送ることができます。趣味にいそしんだり、食事や家事にこだわったりと、質の高い生活を送ることもできるでしょう。
また、高齢者の家族にとっても、介護予防は大切です。高齢者の介護のために仕事を辞めなければならなくなった、転居しなければならなくなった、貯金がなくなってしまったというように、介護をする側にとっても大変な負担が発生します。介護予防で高齢者の健康寿命を延ばすことで、家族のライフスタイルも守れるようになります。
このように、介護予防を行うことで、高齢者本人だけではなく家族にとっても、よりよい将来の生活を目指すことができます。

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